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はじめから私はここにいなかった 転勤の荷を積めば夕暮れ(岩手県・田浦 将)


夕飯に子を叱りけり沈黙のまんなかに立つしょうゆの小瓶(和泉市・長尾幹也)


ケンカした父と母とが畑に出て種を蒔いたり土を掛けたり(山梨県・笠井一郎)



2首目・・・結句に来て、もしかしたら本歌取りかな?と思ったのだけど
     もとの歌が浮かんでこない。
     読者の目を「しょうゆの小瓶」に引き付けたところがうまいと思った。


3首目・・・父母は長年ともに農作業をしてきたのだろう。
     大喧嘩した翌日も。今までもそうだったから。阿吽の呼吸で。
     それを不思議に思いつつも、夫婦の歴史の重みに作者は感心しているのだろう。 
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2007.04.30 Comment:2 | TrackBack:0
蒼澄める空に一片の雲となるこころに想うひとのあること

          うたう☆クラブ 栗木京子コーチ選
2007.04.29 Comment:0 | TrackBack:0
一万歩畑二時間歌三首課して無職の初日を始む(弘前市・山川久美子)

或るときは真上に海の来るごとき角度に安乗(あのり)の露地の底ゆく(志摩市・田畑実彦)

「ばかやろうっ」受話器を置けば皆しばしわれに婉曲なもの言いとなる(和泉市・長尾幹也)




2首目「安乗」は、三重県志摩にある町の名前らしい。地理上の正確な場所や町の雰囲気はわからないが、情景が目に浮かんでくる。
2007.04.24 Comment:0 | TrackBack:0
3泊4日大阪に遊んできた。
先月末から残業続きでもあり、また他のことでもかなりストレスを感じていたのだけれど、やっと発散できたように思う。
仕事のことはもちろん、家のことや雑事をまったく忘れて遊び呆けることだって、たまには必要なのだ。
たまには・・・の感覚は人それぞれだと思うけどね。
私の場合は、アメがたくさん必要みたい。
さ、明日からまた仕事がんばろっ。



<ホテルに届けられた毎日新聞より>

門柱にかかるハンカチ豆腐屋の立ち寄りしあとはづされをりぬ(桑名市・伊藤石英)

作業着の色にあわせて用語かえ同じ仕事を指示するわれか(熊本市・伊藤 亮)

あきらかにこの足跡は鼠なり晴るる朝の雪のおもてに(横手市・浦部昭人)

父見れば父に似ている母見れば母に似ている私の顔は(湖西市・宮司孝男)




2首目「作業着の色にあわせて用語かえ」とは、どういう環境なのだろう?
作業着の色で分けられている労働者。それによって指示する用語も変わるという。
外国人だろうか?日本人によく似たアジア系ならば、ひと目で見分けるために服の色を変えるのは有りだろうし。
2007.04.23 Comment:2 | TrackBack:0
「ああとう」はいつしかありがとうになることばのふたばいっぱいの春(高槻市・有田里絵)


カタクリはようやく葉っぱが出ましたと自生地近き店に貼らるる(飯能市・横山節子)


青信号のなかに灯れるシルエット横向く男はいつも一歩目(和泉市・長尾幹也)



2首目・・・カタクリのゆかしいほどの花姿を好む人は多いだろう。
      自生地は観光地のように賑わうとも聞いたことがある。
      訪問客だけでなく、その近隣に住む人にとっても一大関心事に違いない。
2007.04.17 Comment:0 | TrackBack:0
触覚のごとき視線を受けながら言葉を選ぶ発言の席(筑紫野市・岩石敏子)


歌っている夫の音程はとりあえず話題にせずに出社をせかす(佐世保市・近藤福代)


理容師のハサミの音が高くなるラジオの曲がロックとなりて(神戸市・北村行生)



2首目・・・朝から鼻唄が出るほがらかなご主人なんでしょうね。
「遅刻するわよ~」なんて言い立てながら、夫を愛しく思っている奥さん。
ほのぼのしていていいじゃないですか(^^)
2007.04.09 Comment:0 | TrackBack:0
鰐の背も象の巨糞も花の屑(名古屋市・藤田 恭)
2007.04.08 Comment:0 | TrackBack:0
退職後は毎朝めくれと子のくれし日捲り折々まとめてめくる(春日井市・伊東紀美子)


「書くことを忘れました」と母の書くボードの余白に意思を読むなり(北九州市・中村テルミ)


<八十八(やそはち)>の火酒に南極の氷入りて三万年が溶けゆくを聴く(調布市・水上香菜)


3首目・・・火酒に入れた(南極)氷が奏でる音を聴いてみたいなと思わせてくれます。
「氷入りて」のところは「入れて」のほうが自然な気もしますが。
2007.04.07 Comment:0 | TrackBack:0
七七が決まらぬ夜更け「あなたには俳句が似合う」とメール来ている

            公募短歌館 佳作  加藤治郎選
2007.04.06 Comment:0 | TrackBack:0
憎むほど愛することを知らざりき薔薇の棘を畏れし頃は

          短歌研究詠草 佳作  馬場あきこ選   
2007.04.05 Comment:0 | TrackBack:0
そんなにも泣きたい人が多いのか「絶対に泣ける」映画がはやる

           小島ゆかりコーチ選
2007.04.04 Comment:0 | TrackBack:0
まはだかに総立ちとなる公園に吾も沈黙の一樹とならん
2007.04.03 Comment:0 | TrackBack:0
七七が決まらぬ夜更けあなたには俳句が似合うとメール来ている
2007.04.02 Comment:0 | TrackBack:0
夕方の雷に引き戻される あの子が行ったのもこんな雨だった
2007.04.01 Comment:0 | TrackBack:0
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