気持ちが塞ぎがち。もうすぐ新月になるからだろう。月のない夜は不安が募る。早く月の姿を見たい。
ある人に「歌詞を書きなさい」と勧められたのが2ヵ月近く前。ようやく詩が生まれそうな予感がしてきているが、そろそろ6月号の詠草も準備もしないといけないなぁ。
2008.03.31 Comment:4 | TrackBack:0
(逝きて四年)
睦まじくショッピングする今朝の夢娘(こ)の髪伸びて大人びており(佐山みはる)
2008.03.31 Comment:0 | TrackBack:0
銀座三越の長崎フェアで、アゴだしや五島うどんなど購入。大荷物で、雨の中を今度は、ヤクルトホールでのチキガリのコンサートへ。一列目で堪能した。
終演後サイン会に参加して、友人と少しお茶して帰った。気温が下がって冬の雨のようだ。明日も雨で寒いらしい。
2008.03.30 Comment:0 | TrackBack:0
ふと君の耳のかたちを思うかな卓に置かれし眼鏡のつるに(佐山みはる)
2008.03.30 Comment:0 | TrackBack:0
月下なる椅子に疵あるさびしさを思えど言わず電話を切りぬ(佐山みはる)
2008.03.29 Comment:0 | TrackBack:0
K2HDVC10053_I.jpg

観覧(チキンガーリックステーキがゲスト)に当たったので、NHKに行く。その前に、代々木公園の桜を見に行った。ポカポカ陽気で桜は満開。花見の人は湧くような勢い。老いも若きも外国人も。
観覧の後は、C.C.Lemon ホールでのさださんのアコースティックへ。
2008.03.29 Comment:0 | TrackBack:0
早退は成らず。目黒川沿いの桜にそそられているのだが、来週は見に行けるだろうか。
「海峡」の再放送をちらちら見る。「かささぎ」の歌がドラマを盛り上げていた。心は、いつでも恋人のもとへ飛んで行けるのに、体は飛べないから人は、翼ある鳥に願いをたくす。
2008.03.28 Comment:2 | TrackBack:0
つぎつぎに新しい靴買い与うゆきなずみいる二本の足に(佐山みはる)
2008.03.28 Comment:4 | TrackBack:0
処方された痛み止めがまったく効かないので、肩に注射をしてもらう。また2週間様子を見ることに。これも効かなければ(「*十肩」ではないと言うことになるらしい)、MRI検査するようだ。やれやれ。『オズの魔法使い』に出て来るブリキの木こりの気分。油をささなくちゃ。
2008.03.27 Comment:0 | TrackBack:0
君が乗る最終便かシリウスの輝く彼方点滅し行く(佐山みはる)




短歌人4月号は、「贈答歌」の特集。大変面白く、読みごたえあり。

私の1首目は、2年ほど温めていて、やっと構築した歌。動詞が多いのが、まだ気になっているが。
2008.03.27 Comment:0 | TrackBack:0
題詠2007に参加された方のお歌を、ゴールの順に鑑賞しています。
作者様に敬意を表して、私なりに一所懸命コメントしたいと思いますが、的外れな歌評になるかもしれません。

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☆村本希理子さん
ブログ きりころじっく2


001:始
わたくしの始まる場所を問うてみる詰りかけたる排水管に

009:週末
週末のひびき哀しきことを言ふひとを残して家路につきぬ

019:男
麻紐の結び目にさへ女男ありて脳の髄をつよく縛れり
                   女男/めを 脳/なづき

057:空気
自転車のタイヤの空気を入れてゐる人の背中に筋肉動く

059:ひらがな
深海の魚の名前をひらがなにひらく指のほのか明るむ                
                   魚/うを 指/および

066:切
俎に滲むゆふやけ にんじんを半月・銀杏と薄く切りをり

070:論
天神のにうつと白き存在論 種噛み砕き取り出だしたる

080:富士
鈍行に行けば懐ふかき富士 裾野を長く出でられずゐる

088:暗
暗がりに右手ゆるりと差し入れて熱き肌もつ容器を探す

098:ベッド
蟋蟀のポーズといふを試みる畳ベッドに晩夏の雨音



***

001:始
人は、自分のレゾンデートルを問い続けるものらしい。作者は、なぜか「詰りかけたる排水管」に見出そうとしている。そこが、一首を面白くしている。

009:週末
いろいろなことを考えさせる一首。老いた親を訪問したかえり道かな。ひょっとして、週末は会えないわけありの人とか。

019:男
紐の結び方に「男縛り」「女縛り」がある。結び目のかたちからそう言われているらしい。
(余談だが、独楽に紐を巻き付けるのにも「男巻き」「女巻き」があるそうだ)
上の句が解説なのに対して、下の句「脳の髄をつよく縛れり」でびしっとしめている。いや、縛っているかな(笑)

057:空気
「人の背中に筋肉動く 」のをよく観察している。
自転車のタイヤに空気をいれいる人は自転車屋のおじさんかも知れないが。どういう関係の人だろうと思わせる。

059:ひらがな
漢字をひらがなに書きなおすことを「かなにひらく」という。
深海魚はよく知らないので、「チョウチンアンコウ」と言ってもカタカナでしか頭に浮かばないが。漢字で書かれていたとしたら、とっても怪しげな文字面になるのだろうなあ。
かなにひらくことによって、暗い海底にいる魚にスポットがあたるように思える。作者の指も白く光ってくるようだ。

066:切
にんじんを切っているうちに、まな板が赤くなっていくようすを「ゆふやけ」色と見ている。

070:論
「天神」は、梅干しの種の中にある実(さね)のことだろう。小梅なら種をかみ砕きやすいが、なかなかやらない行為かも。「にうつと白き存在論」が上手い。

080:富士
鈍行に乗ってみたら、そうなんだろうなぁ。あんなに大きな山だもの。
焦燥感というか、土地に縛られているもどかしさが感じられた。

088:暗
「ゆるりと差し入れて」に合点。暗がりに手を差し入れるときは、ぜったいに「ゆるり」だと思う。

098:ベッド
ヨガのポーズの一種だろうか。ゆるやかに流れるひとときが感じられる。


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村本希理子さん(飛聲所属)の100首を読んで・・・うまい人である。本格的に短歌を始められてから10年は経っておられないとお聞きした気がするが、資質が短歌に向いている方なのだろう。そして勉強家であると思う。
村本さんの題詠鑑賞を拝見させていただくと、歌評の鋭さとキレのよさ、歌の本質をよく見ようとする姿勢が、村本さんの短歌にも通じているのがわかる。
2008.03.26 Comment:2 | TrackBack:0
月、火と残業して、今日は疲れて早退。週明けから残業はキツイ。忙しいの本番はこれからなので、弱音を吐いていられないのだが。
日が高いうちに帰宅したので、道端にムスカリがたくさん咲いているのを見つけた。桜も一気に咲きだした。「短歌人」4月号も今日届いた。

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2008.03.26 Comment:0 | TrackBack:0
短歌研究詠草 馬場あき子選 佳作


逢いみてののちを淋しむ昼の月ふたたびを恋に満ちるときまで(佐山みはる)


冷え著き月光の下わが影の人型なるをたしかめ歩む(佐山みはる)




残りの2首は、短歌人3月号に掲載されたものと同じです。
総合誌に投稿する分と結社誌に送る分の歌が、だぶらないようにするのがもっかの課題ですが、寡作な私にはなかなか難しい。まあ、地道にがんばるしかありませんね。
2008.03.25 Comment:6 | TrackBack:0
いかなごを十キロ炊いて老妻の姑(はは)の座いまだ揺らがざりけり(神戸市・内藤三男)


古里も昭和も遠し朝霧の川を渉りし牛たちの影(岡山市・奥西健次郎)


在来種保護するために外来種禁ずる但し人間除く(横須賀市・中川栄治)




1首目:兵庫県の人にとって「いかなご」は春の風物詩だろう。同じようにいかなごを炊いても、味付けは各家庭で違うから、ご近所さんでおすそ分けしあうという話を聞いたことがある。スーパーにも売っていて、その時期の神戸に行った時に買って食べた。


2首目:望郷の思い。作者の故郷では、かつては農作業に牛を使っていたのだろう。私が子供の頃、材木や土砂を運ぶ馬車を見たことがある。馬の○○○を踏むと足が速くなるとか言われて、運動会まえには踏まされたような記憶が(^^;)
数年前長崎に行ったとき、農機具をしょった馬を見た。坂の多い長崎では、まだ馬との距離が近いらしい。


3首目:規約のような表現が面白いと思った。「但し人間除く」が、作者の住む基地のある町と関連しているようにも思える。もとから多民族国家や人種のるつぼのような場所では、生まれてこない歌だろう。
2008.03.25 Comment:0 | TrackBack:0
今週末が花見時かな。

必要があり、また歌詩を書きたいのだが、暫く書いていなかったせいか、欠片さえ浮かんでこない。詩心が枯れたのだろうか。ウォーミングアップから始めよう。高く翔ぶために、まずは心身をほぐさないとね。あ、ダイエットもしないとね。
2008.03.24 Comment:0 | TrackBack:0
短歌研究詠草 馬場あき子選 佳作

たまきはる降誕祭の望月のひかりは美しき影を産みけり(佐山みはる)


*美しき・・・はしき



あっ、「たまきはる」に直されていました。確か「たまきわる」と書いたと思う。
(「たまきはる」は、命にかかる枕詞です)


去年のクリスマスイブは、くっきりとした満月でした。
クリスマスイブと満月が重なるというのは、なかなかないことらしいので、かたちに残したくて詠みました。
2008.03.24 Comment:0 | TrackBack:0
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短歌研究詠草 馬場あき子選 佳作

坂下の家壊されてその庭の椿の明りも消えてしまいぬ(佐山みはる)



4首選の部に入れていただき、ほんとうにびっくりしました。うれしい。
今回は、「ひかり」と「影」をテーマに詠みました。

毎年、たくさん花を咲かせてくれた大きな椿の木は、もう影もありません。
いまは新しい家が建ち、先週から新しい住人が住んでいます。

そうそう、馬場あき子先生の選というので、旧かなになおされしまうだろうなあと思っていたら、新かなのままで掲載されていました。
2008.03.23 Comment:4 | TrackBack:0
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というのは、コンピュータ用語で、若い頃に仕事で覚えた。
256byteに収まるように簡潔に書くのは、短歌の「きりとり」の訓練になると思っているのだが、情報不足で読む人に心配や誤解をさせてしまうこともあるようだ。お許しを。

昨夜は満月だった。こころ安らけし。
2008.03.23 Comment:0 | TrackBack:0
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開花宣言。今年はどこで桜を見ようかな。今夜は満月なので、満開の頃には月がないのが惜しい。

「短歌研究」4月号が来た。佳作欄に4首も取られていて、嬉しさより先に驚いてしまった。選者は馬場あき子先生。ありがとうございます。

写真は近所に咲くミモザの花。
2008.03.22 Comment:0 | TrackBack:0
題詠2007に参加された方のお歌を、ゴールの順に鑑賞しています。
作者様に敬意を表して、私なりに一所懸命コメントしたいと思いますが、的外れな歌評になるかもしれません。

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☆青野ことりさん
ブログ ことりの(目)


037:片思い
夕暮れの雨の音さみし片思いばかりが胸をいっぱいにする

046:階段
ばらばらになりそうなとき籠もるのは階段下のちいさなすきま

059:ひらがな
やわらかく想いたいからひらがなで考えているきみの一日

062:乾杯
誰のための乾杯だろうさざめきは遠くとおくにわたしを運ぶ

073:像
網膜に像を結ばぬ人のこと文字のすきまに組み立ててみる

095:裏
もう帰らなくていいよと見送った紙ヒコーキの裏はおもいで

098:ベッド
滴るにまかせて月は輝きをベッドの脇の窓辺にこぼす


***

037:片思い
人がさみしく感じるものは、落ちていくものだろう。たとえば散る花、夕陽。恋しているときには、なおさら。雨の音や雨だれさえも。まるで心の中に降っているような雨になる。

046:階段
階段下とか押入れとかが好きな人は多い。作者は、「ばらばらになりそうなとき籠もる」という。わからなくもない。

059:ひらがな
「やわらかく想いたい」が素敵である。

062:乾杯
乾杯に手をあげながら、微笑を交わしながらも、ふっと自分を異邦人と感じてしまうことがある。

073:像
たとえば、ネット上の知り合い。リアルには会えない状況とか。うまい一首。

095:裏
紙飛行機の翼に夢を乗せて飛ばそう・・・ではなくて、翼の下に思い出を隠している。
「もう帰らなくていいよ」と口の端だけで少し笑って、風の中に離す。

098:ベッド
「滴るにまかせて」が、月光の強さを表現している。


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青野ことりさん の100首を読んで・・・いいなと思う歌が多かったです。題詠のほかにも短歌を詠んでおられ、歌に添えられたひとりごとのような短い文章も素敵でした。denpanの作品集も読み応えあり。
2008.03.22 Comment:2 | TrackBack:0
20080322115001
短い旅だったけど、良い気分転換になった。美味しいものも食べた。幸せ。

新幹線から、山林がまだらにほの紅く見えた。きっとあれは桜の木。蕾にはもう花の色が出ているに違いない。蕾がひらく前の濃いピンク色が。一週間後は、桜浄土の景色になっているだろう。
2008.03.21 Comment:0 | TrackBack:0
クレヨンは好きな色から折れてゆく吾子の指より小さきオレンジ(高槻市・有田里絵)


コーヒーが三杯となるテーブルで九州旅行に草千里入れ(相模原市・小林知美)


鳥なのに渚のランナー三指鴫波くれば駆くる一目散に(松戸市・猪野富子)




1首目:幼児とクレヨンの取り合わせには類歌がけっこうあると思うが、「好きな色から折れてゆく」がよく見ていると思った。幼児は、指に力をいれてぎゅうぎゅうと絵を描くから、クレヨンはすぐに折れてしまうのだ。


2首目:「コーヒーが三杯となる」だから、そこに3人いるということかな。にぎやかそう。
旅行のプランを立てるのは、面倒でもあるけど楽しい作業だ。旅行会社のツアーパック任せにしないで、時刻表やガイドブックを照らし合わせたりして決めていくのは、創作作業にも似ている。
草千里は、熊本県にある鳥帽子岳中腹に広がる草原。モンゴル草原を思わせる。
「草千里入れ」がややわかりにくいかも。「<草千里>入れ」とか。


3首目:三指鴫(ミユビシギ)は、指が3本しかない小さな鳥。普通の鳥は、後ろ指があって4本。
貝が好きなので、波打ち際にいることが多いという。まるで、波と戯れているように見えるのだろう。
2008.03.21 Comment:0 | TrackBack:0
チキガリの「Air」コンサートへ。NEWALBUMなかなかいい感じ。

大阪そごうの催事会場(昭和レトロを模した)で見つけた、手回しオルゴールのおじいさん。ムツゴロウさんに似てる?
メロデイは、「風に立つライオン」もとい「アメージング・グレイス」だったわ(笑)

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2008.03.20 Comment:0 | TrackBack:0
囀(さえず)りやどれも空向く壜の口  (中西夕紀)



解説・坪内稔典
囀りは小鳥の雄の求愛の歌。この句の並んだ壜の口も囀りたい感じ。なんだか愉快な光景だ。
ちなみに、小鳥は吐く息でも吸う息でも声が出るという。ホーは吐き、ホケキョは吸うのか。

2008.03.20 Comment:0 | TrackBack:0
20080320003908
N700系で大阪へ。社を出た時はちょうど雨が降りだしたところだったが、西に向かうに従って雨が激しくなった。
京橋から鶴見緑地線に初めて(たぶん)乗った。チキガリのインストアライブを見て、また雨の中、大阪に戻ってきた。
明日も雨らしい。
2008.03.19 Comment:2 | TrackBack:0
水温む武蔵野サラダ作ります(東京都・矢野美与子)
2008.03.19 Comment:0 | TrackBack:0
職場の先輩女子が「宇宙に行ってみたいね。宇宙を見たら、帰りは死んだっていいよね」と言う。激しく同意。
帰宅したら、テレビで引田天功さんが、すでに宇宙旅行を予約していると言っていた。いいなぁ。
宇宙じゃないが、明日から旅に出かける。午前は仕事をして。
2008.03.18 Comment:0 | TrackBack:0
題詠2007に参加された方のお歌を、ゴールの順に鑑賞しています。
作者様に敬意を表して、私なりに一所懸命コメントしたいと思いますが、的外れな歌評になるかもしれません。

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☆近藤かすみさん
ブログ 気まぐれ徒然かすみ草


001:始
始めからこんなつもりぢやなかつたのカイワレ大根ずんずん伸びる

024:バランス
より多く愛した方が負けになる あいつはバランス良きてんびん座

051:宙
枯れるにはまだ早すぎるくれなゐの千日草を宙に吊るせり 

059:ひらがな
「かすみ」とふひらがなの名のやさしさにまたの一生(ひとよ)を得たる心地す

067:夕立
夕立がやむまでここにゐる人の湯呑みにすこしお茶を注ぎたす

075:鳥
朱(あけ)の色けざやかに立つ大鳥居の脚の傍よりバスに乗り込む

081:露
けさ庭の千草のうへに露おりてアイルランドの歌くちずさむ

087:ガムテープ
ガムテープ剥がして貼つて何回も探してをりぬ家いでし子を

088:暗
帰り来て暗き鍵穴さぐるときほのかに香る木犀の花

092:ホテル
すれちがふ人のだれもが美しきなぞ秘めてゐる鈴蘭ホテル



***

001:始
「こんなつもりぢやなかつたの」が妙にカワイイ歌。

024:バランス
男女の機微において「愛したほうが負け」とよく言われるが、それを「あいつはてんびん座だから」としたところが上手い。

051:宙
「枯れるにはまだ早すぎる」が人生観にも通じると思う。

067:夕立
客人は、たんに雨宿りをしにきた人ではないだろう。ふたりの関係を思わせて巧み。

081:露
もともとはアイルランド民謡だった「庭の千草」という歌があるそうだ。その知識から生まれた歌だろう。整った歌だと思う。

087:ガムテープ
子離れするより先に、親離れしてしまった子を思う母親の逡巡が、ガムテープを「剥がして貼つて何回も」によく表れされている。

092:ホテル
「鈴蘭ホテル」という名前だけでも美しいホテル。そのホテルの客さえも美しく見える。


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近藤かすみさん (短歌人所属)の100首を読んで・・・この方もまた、10首に絞るのが大変難しかった。好きな歌ばかり。
さりげなく、うまい人だ。湿っぽさはなく、どちらかといえばサバサバした感じ。相聞歌もさらっと流しているが、案外情熱家なのかもしれない。読者に想像させる力がある。
2008.03.18 Comment:2 | TrackBack:0
題詠2007に参加された方のお歌を、ゴールの順に鑑賞しています。
作者様に敬意を表して、私なりに一所懸命コメントしたいと思いますが、的外れな歌評になるかもしれません。
短歌結社や短歌総合誌への投稿とは違い、参加された方が皆、本格的に短歌に取り組まれているわけでもないと思いますが、老婆心が働き余計なことを書いてしまいます。(自分のヘタ歌は棚に上げて言ってます。)
気分を害される方もいらっしゃるかもしれませんが、どうぞお許しください。

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☆遠山那由さん
ブログ 百億粒の灰の鳴る空


028:カーテン
「引きこもり」と呼びたくば呼べ閉ざされたカーテンの中「立てこもる」意志

059:ひらがな
幼子の真白き指が読めるふりしてたどりゆく絵本のひらがな

065:大阪
左手を落ち着けたくて大阪のエスカレータを駆け上がる宵

090:質問
初めから用意されてた質問を自分の声に変える講堂

096:模様
デコボコの黄色い模様のある道を親しく撫でる白杖の人


***

028:カーテン
世の中には、社会に対して立てこもっているのに理解されず、「引きこもり」と言われてしまうケースが多いんだろうな。

059:ひらがな
幼児をよく観察している。たしかにそう。
「真白き指」は、なんだか子供っぽくない。「幼子」と言っているので「ちさき指」は使いにくい。
「ぷっくり」とか「ひとさしゆび」とかになるかなぁ。
あるいは「幼子は読めるふりしてひらがなの・・・・」とか。

065:大阪
「左手を落ち着けたくて」と「エスカレータを駆け上がる」の矛盾が面白い。
大阪のエスカレーターは、歩く人は左側。東京と逆なので、いつも戸惑う。もっとも、エスカレーターは、じっと乗っているべきものだが。(ちなみに名古屋は、右左のどちらでもいいらしい。)
面白い歌だが、作者は「大阪のエスカレーターは、歩く人は左側」ということを知っているだろうか。

096:模様
「デコボコの黄色い模様」は点字ブロックのこと。視覚障害のある人が、杖で点字ブロックを辿って歩いている様子は、私には「撫でる」ようには見えないけれど。作者にはそう見えるのだろう。
中途半端な(未完成?)点字ブロックがあったり、点字ブロックの上に自転車が置かれていたりして、社会というのは弱者に優しくないなぁとつくづく思う。


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遠山那由さんの100首を読んで・・・研究者・エンジニアが本業のみわよしこさんの短歌。硬派な歌が並ぶ。この作者の個性のあらわれであろう。短歌によって社会に警鐘をならしたいのかも知れない。
2008.03.17 Comment:4 | TrackBack:0
題詠2007に参加された方のお歌を、ゴールの順に鑑賞しています。
作者様に敬意を表して、私なりに一所懸命コメントしたいと思いますが、的外れな歌評になるかもしれません。
短歌結社や短歌総合誌への投稿とは違い、参加された方が皆、本格的に短歌に取り組まれているわけでもないと思いますが、老婆心が働き余計なことを書いてしまいます。(自分のヘタ歌は棚に上げて言ってます。)
気分を害される方もいらっしゃるかもしれませんが、どうぞお許しください。


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☆nnoteさん
ブログ 題詠blog2007,nnote


006:使
使わない食器や家具が増えてゆく架空の男と暮らし始めて

022:記号
「名字など記号に過ぎぬ」婚姻の朝にヤマザキナオミは消えた

028:カーテン
未だひとの妻でいようか曖昧な境界ゆらす白いカーテン

046:階段
降りてゆくだけの螺旋階段が在るよ種に還るひとたち

090:質問
質問の正しい答え見つからず子の眼に映る自分見おろす


***

006:使
ミステリーな歌。「イルマーレ」(リメイク版)のように、時空を超えた恋人か?
現実は、単身赴任の夫だったりして(苦笑)

022:記号
私は、「名前は、他者と区別するための記号」と思う。記号だからこそ、納得できる名前でありたいとも思う。

028:カーテン
カーテンは、簡単に境界を作ることができるけれど、とてもはかない境界線。
「ひとの妻」と「白いカーテン」があっている感じで良い。

046:階段
上ることのできない階段は、死に向かっていく「一生」ということだろうか。意味深い歌。
意味としては「在るよ/種に還るひとたち」ということだろう。句割れと1音足りない不安定さが、不思議な感覚を呼んでいる。

090:質問
じっと見上げている子の瞳の中に、映っている作者。「自分見おろす」に哀愁。


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nnoteさんの100首を読んで・・・31音にまとめるために、「て、に、を、は」を省いたのだろう。とくに下の句に多く見られる。歯切れよさを考えて、そうしたとは思えない。31音にしなければという思いが強かったせいだろう。
もちろん、省ける助詞なら省いたほうが良い。ところが、字余りになっても「て、に、を、は」を省略しないほうが良い場合もある。上の句がゆったりしている分、下の句がぶっきらぼうに吐き出すように感じられる。このことは100首全体にもあらわれ、後半は締め切りが迫って気持ちが焦ったのだろうか。ぶっきらぼうになっていた。


今日たまたま、歌人・荻原裕幸さんがブログに「助詞なしの名詞で終っている」かたちの歌に言及されていた。なるほどと思った。3月15日の日記
2008.03.17 Comment:0 | TrackBack:0
20080316230813
動いていると汗ばむような一日だった。スプリングコートを脱いで歩いたが、半袖でも良かったかもしれない。
明日からお彼岸。20日は遠出をするので、今日は墓参りを済ませてきた。
桜の枝が、赤らんできている。樹液が、先端にも届き始めている。開花まであと少し。
2008.03.16 Comment:0 | TrackBack:0
題詠2007に参加された方のお歌を、ゴールの順に鑑賞しています。
作者様に敬意を表して、私なりに一所懸命コメントしたいと思いますが、的外れな歌評になるかもしれません。
短歌結社や短歌総合誌への投稿とは違い、参加された方が皆、本格的に短歌に取り組まれているわけでもないと思いますが、老婆心が働き余計なことを書いてしまいます。(自分のヘタ歌は棚に上げて言ってます。)
気分を害される方もいらっしゃるかもしれませんが、どうぞお許しください。


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☆あいっちさん
ブログ 題詠100首blog-あいっちのうたあそび。


038:穴
この部屋のどこかに穴があいていてやる気やピアスをときどき失くす

053:爪 
フルートのキィを押さえる指さきに爪の伸びいる感覚のあり

071:鉄
鉄棒をまっすぐ握る少年の今日はぐるんと回れる気配

089:こころ
空回りしやすいこころを連れ出してうんと明るい海を見にゆく

097:話
鬼灯は今でもきっと鳴らせると祖母は言いたり昨夜の電話に


***

038:穴
そうか、きっと穴は私のうちにもあるなぁ。他にも、町のいろんなところに開いていそうだ。

053:爪
作者ならではの身体感覚。指を使う(仕事)人の爪は伸びが速いし。

071:鉄
ほかの題で、ゆうぐれに鉄棒の練習をするという歌があったので、作者はふだんから少年の様子を見ていたのだろう。「今日は回れる!」と感知している。


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あいっちさんの100首を読んで・・・歌の感覚が私と似ている気がした。私が若かい頃に短歌を始めていたら、たぶん同じような歌を詠んだのじゃないかって思った。(あいっちさん、失礼をお許しください。)
「〜き」、「〜ぬ」の使い方に少々難がある気がする。
2008.03.16 Comment:0 | TrackBack:0
昨夜の雷雨は凄かった。バケツをひっくり返したような勢いのある雨と、季節が変わることを告げに来た雷だった。

腕の疲労を軽減するために、斜めがけできるショルダーバッグを購入。リュックのほうがいいのだろうが、通勤着に合わないし、年寄りに見えそうで敬遠(苦笑)
2008.03.15 Comment:0 | TrackBack:0
題詠2007に参加された方のお歌を、ゴールの順に鑑賞しています。
作者様に敬意を表して、私なりに一所懸命コメントしたいと思いますが、的外れな歌評になるかもしれません。

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☆花夢さん
ブログ 花夢



005:しあわせ
しあわせを語りたがってぽけっとの飴がこんなにどろどろ溶ける

007:スプーン
さみしさを乳白色のスプーンで掬い取られてすこし震える

012:赤
敏感に察してしまう夜のために赤い金魚を飼いたくなる

031:雪
許されていい頃なのに雪どけの水は澱んでまだここにある

056:タオル
ときどきはおさない記憶の薬莢をタオルケットにくるんで眠る

064:ピアノ
自意識の骨がとおったゆびさきでピアノを強く強く奏でる

065:大阪
あのひとの胸にもたれて耳をすますと内側に満ちる大阪

087:テープ
冬さむいさむいと言っていちはやくわたしの矛盾をテープでふさぐ

097:話
温かいものが欲しくてガスコンロに途切れ途切れの会話を焼べる

099:茶
秋が来てあまく熟した思い出を熱い紅茶のなかに溶かす


***

012:赤
なんだか、この気持ちわかる気がする。わけのわからぬ寂しさを感じる日、私はマティスの「金魚」(絵)を思い浮かべる。

056:タオル
「記憶の薬莢」が面白い。

087:テープ
知らないで済むことや気づかないでいられることに、目を向けないために。

097:話
「温かいものが欲しくて〜会話を焼べる」というまぶしい表現にクラクラしました。いいです、この歌。


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花夢さんの100首を読んで・・・いいなと思う歌が多く、10首に絞り込むのが大変だった。
HN「花夢」に、つい「はなとゆめ」(少女漫画雑誌)のような、甘いふわふわしたイメージを持ってしまうが、ぬるさはない。心地よく裏切られる感じ。
注目していきたいおひとりである。
2008.03.15 Comment:6 | TrackBack:0
題詠2007に参加された方のお歌を、ゴールの順に鑑賞しています。
作者様に敬意を表して、私なりに一所懸命コメントしたいと思いますが、的外れな歌評になるかもしれません。

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☆木下 奏さん
ブログ ブログ・キ・カーデ

001:始
始まりが音も立てずにやってきて終わりの合図を待ち侘びている

049:約
脳内の約半分が嘘ですと分析している脳内メーカー

083:筒
封筒を開けてワタシの白の中泳ぐ言葉は24色



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049:約
知っている人はよく知っている「脳内メーカー」。意外にあたっていると言うひとが多い。

083:筒
「ワタシの白」がわからないが、「言葉は24色 」が良かった。


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木下 奏さんの100首を読んで・・・短歌を詠み始められたのが2007年。好きな歌人、穂村弘、枡野浩一、佐藤真由美とあった。ある意味、最近の短歌乙女たちの三種の神器のような三人である。
木下さんの作品については、今後に期待・・・というのが感想です。
2008.03.14 Comment:0 | TrackBack:0
題詠2007に参加された方のお歌を、ゴールの順に鑑賞しています。
作者様に敬意を表して、私なりに一所懸命コメントしたいと思いますが、的外れな歌評になるかもしれません。
短歌結社や短歌総合誌への投稿とは違い、参加された方が皆、本格的に短歌に取り組まれているわけでもないと思いますが、老婆心が働き余計なことを書いてしまいます。(自分のヘタ歌は棚に上げて言ってます。)
気分を害される方もいらっしゃるかもしれませんが、どうぞお許しください。


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☆素人屋さん
ブログ 素人屋雑貨店


006:使
使うはずないひと言を爆弾のように抱えて今逢いにゆく

007:スプーン
見え隠れする結論はくるくると回り続けるスプーンの先

008:種
確執ある隣家の庭へ春スミレ 種を運んで涼やかに咲く

019:男
こんな時何を優先するだろうブルースハープ吹くあの男(ひと)は

029:国
逢えないと知るためだけに降りてみた西武国分寺線恋ヶ窪駅



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006:使
「使うはずないひと言」を「爆弾のように抱え」て「今逢いにゆく」だ。
「爆弾のように」がうまいと思った。

007:スプーン
カップの中の「結論」が、スプーンでかき回されて見え隠れしている。これも良い表現。

008:種
隣人を愛せよ、とは言うものの。作者の庭のスミレが、(風に運ばれて)こぼれ種して、その隣人の庭にも咲いている。植物は、あるがままを受け入れて、それでも咲く。

019:男
ふと思い出す人。いえ、ふと、ではなく、なにかにつけていつも思い出す人なのだろう。

029:国
「恋ヶ窪駅」が効いていると思う。
現実には、逢えないとわかっていても。万が一と心の隅で期待しつつ。そうして、やっぱり逢えな