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題詠2007に参加された方のお歌を、ゴールされた順番に鑑賞させていただきます。
作者様に敬意を表して、私なりに一所懸命コメントしたいと思いますが、的外れな歌評になるかもしれません。ご容赦ください。

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☆行方祐美さん
ブログやまとことのは



003:屋根
屋根裏のぶらんこは今日も揺れていん夢見ることを忘れるなかれ


005:しあわせ
しあわせとはとろとろ舐める飴かもと思うこの春ミルキーはなし


018:酸
酸性の人だと思う雨の日の黄昏までを語り合いても


036:湯
熱湯のごとき悲しみ抱く夜ことばの坩堝割ってはならず


045:トマト
トマトソースはざっくり煮込めおおらかな春の日ぐれの産声として


047:没
悪態ならいくらでも付け春の子よ君のよわさを没収します


086:石
石鹸屋の少女の髪はさくら色三丁目の角すずしく進め







003:屋根
屋根裏のぶらんこは作者だけが知っている。作者のこころの中にあるのかもしれない。
作者の中の少女が帰る場所。


036:湯
今夜の悲しみは、ぐらぐら沸く熱湯のようだから、決して「ことばの坩堝」を割ってはいけない。
もしも割ってしまったら、きっと誰かを傷つけてしまうから。


047:没
弱いからこそ悪態をつく。とことん悪態をついていいよ。君の弱さは全部引き受けるから。

「君の弱さを没収します」にグイっと引き付けられました。



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行方祐美(所属:水甕)さんの歌集「神からの恋文」(角川書店 2001年出版)
2007.11.03 Comment:2 | TrackBack:0
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