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深潭(しんたん)の崖より尻をつき出して向きをかえるは祖谷渓(いやだに)のバス(三鷹市・五十嵐昭治)


手のために手は動きおり一日の終わりにハンドクリームをぬる(高岡市・鍋島恵子)


今頃は地鳴り海鳴り雪おこしとうに捨てたるふるさとなのに(川崎市・新井美千代)



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1首目:深潭は深淵ということ。祖谷渓は徳島県にあり、深いⅤ字に刻まれた渓谷が壮観な観光名所だそうだ。谷により道路が分断されているところもあるという。
詠われているバスは観光バスだろう。そのような行き止まりの幅せまい道で方向転換をするバス。
作者は後部座席に座っておられたのだろうか。「尻をつき出して」と詳しく表している。
窓の外を見れば、落ちたらまっさかまの深い谷。内心ヒヤッとしながら、風光を楽しんだことがわかる。


2首目:「手のために手は動きおり」で、はて?なんだろう?と読者をひきつけている。
手のために手がすることは慈しむこと。


3首目:なんだか演歌調で俗っぽい感じもするが。
何十年経っても、作者の心のなかには「あの懐かしい故郷」があり、折にふれて思いだされるのだ。
2007.11.27 Comment:0 | TrackBack:0
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