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題詠2007に参加された方のお歌を、ゴールされた順に鑑賞させていただいています。
作者様に敬意を表して、私なりに一所懸命コメントしたいと思いますが、的外れな歌評になるかもしれません。

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☆五十嵐きよみさん
ブログ99本の薔薇の花束


00:晴
スリッパが晴天、雨天をそれぞれに告げて僕らのベッドのそばに 

012:赤 
赤裸々の「らら」のあたりに人生のいうにいわれぬ愉しみ

022:記号 
果樹園の記号をそっと書き入れる恋人と会う約束の日に 

036:湯 
十代はすでに遠くてバスタブの湯を抜くときのするどい悲鳴 

049:約 
約束を交わせたらいい「春」というボッティチェッリの絵画の前で

059:ひらがな 
本当に言いたいことは言えぬこと棘もつ言葉をひらがなにする 

064:ピアノ 
ベッドでは淋しい夢しか見ないから枕を抱いてピアノの下へ

068:杉 
滑稽な顛末2ちゃんに書き込めば「人多杉」のスレになりそう 

090:質問 
人生は質問ばかり答えても答えてもまた問いかけられる 

100:終 
オペラでは彼女が落としたハンカチを小姓が拾いに戻り、終演 




00:晴
ベッド脇でスリッパが表になっていたり、裏返しになっていたり。慌ててベッドに入ったのだろう。
あからさまに言わないでも、艶のある歌。


012:赤
「ららのあたり」に目をつけたところが大変面白い。
言うに言われぬ愉しみは、きっと大人だからわかる愉しみ。 


068:杉
「人大杉」(ひとおおすぎ)が出てくるとは!(笑)
まったくネットをやらない人には理解しにくい歌だろうけれど。


090:質問
深い。私は、いつも試されている気がする。人生に。


100:終
演劇、とくに中世の物語の劇作では、こういう終わり方はよくあるように思う。
作者が見た歌劇のラストシーンが、読者の脳内で再演されるような愉しさ。


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五十嵐きよみさんの歌集
第1歌集『あなたに似た人』
第2歌集『港のヨーコを探していない』
2008.01.08 Comment:0 | TrackBack:0
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