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今年のお題は「火」
世界各地から2万3795首の応募があったそうだ。



一般入選作(年齢順)

山口県/魚本マスヱさん
しんしんと雪降る空にとどろきて進水式の花火は上る


青森県/中村正行さん
田づくりも今宵かぎりと焼く藁の赤き火見つむ妻と並びて


ブラジル・サンパウロ/渡辺光さん
晩秋の牧場の地平に野火走り一千頭の牛追はれくる


京都府/浅野達子さん
嫁ぎ来て五十年仰ぐ送り火がこの夏も燃ゆ大の字に燃ゆ


北海道/西里喜久男さん
海峡の沖に群れゐる漁火の一つ静かに移動はじめつ


大分県/山崎美智子さん
二〇〇〇度の高炉より出で圧延に入りたる鋼のなほ火炎(ほむら)だつ


愛媛県/岡田まみさん
高窓に赤くつめたき火星きてローマ史最終巻をひもとく


島根県/吉田友香さん
夜神楽の火は赤あかと燃え盛り大蛇(をろち)の顔の迫り来るなり


大阪府/宮川寛規さん
火の中にかすかに見えるものがあるそれはいつもとちがふ風景


佐賀県/田中雅邦さん
一人見る花火はさびしいものだよと赴任の地から父は電話す




*ちょこっと感想
島根県の吉田友香さん、「大蛇の顔の迫り来るなり」がいいと思いました。
夜神楽の松明が作りだす明と暗。舞台の演者の手振り、裾さばき。見入っているときに、薄暗がりからぬっと大蛇の顔が自分の前に寄ってくるような。臨場感があります。
2008.01.18 Comment:0 | TrackBack:0
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