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題詠2007に参加された方のお歌を、ゴールの順に鑑賞しています。
作者様に敬意を表して、私なりに一所懸命コメントしたいと思いますが、的外れな歌評になるかもしれません。

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☆笹井宏之さん
ブログ 【温帯空虚】


035:昭和
くちぶえのとびきり似合う風が吹き昭和通りはいま夕ぐれに

050:仮面
ありふれたかおをいちまい川底へ沈める夕ぐれの仮面売り

059:ひらがな
ひらがなであったおとこが夕立とともに漢字に戻りはじめる

069:卒業
星々の配置のことを聞きながらしずかにひらく卒業証書

076:まぶた
あるときはまぶたのようにひっそりと私をとじてくれましたよね

089:こころ
こころからひとを愛してしまった、と触角をふるわせるおとうと

095:裏
うつくしく裏返るひと すいもののインスタントのこなをこぼして


***

035:昭和
そういえば、口笛は昭和っぽい。昭和通りというレトロな響きにも。

050:仮面
「仮面売り」がファンタジー。

059:ひらがな
水をかぶると変身する(人間がパンダになる)っていうアニメがあったけど、こちらは「ひらがな」から「漢字」にもどる男。ファンタジー。

089:こころ
「触角をふるわせるおとうと」にシビレました。切ない思いを告げるときは、たしかに(見えない)触角が震えそう。

095:裏
「美しく裏返る」とはなんと素敵な。



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笹井宏之さんの第一歌集『ひとさらい』
2008.02.05 Comment:0 | TrackBack:0
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