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題詠2007に参加された方のお歌を、ゴールの順に鑑賞しています。
作者様に敬意を表して、私なりに一所懸命コメントしたいと思いますが、的外れな歌評になるかもしれません。

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☆花夢さん
ブログ 花夢



005:しあわせ
しあわせを語りたがってぽけっとの飴がこんなにどろどろ溶ける

007:スプーン
さみしさを乳白色のスプーンで掬い取られてすこし震える

012:赤
敏感に察してしまう夜のために赤い金魚を飼いたくなる

031:雪
許されていい頃なのに雪どけの水は澱んでまだここにある

056:タオル
ときどきはおさない記憶の薬莢をタオルケットにくるんで眠る

064:ピアノ
自意識の骨がとおったゆびさきでピアノを強く強く奏でる

065:大阪
あのひとの胸にもたれて耳をすますと内側に満ちる大阪

087:テープ
冬さむいさむいと言っていちはやくわたしの矛盾をテープでふさぐ

097:話
温かいものが欲しくてガスコンロに途切れ途切れの会話を焼べる

099:茶
秋が来てあまく熟した思い出を熱い紅茶のなかに溶かす


***

012:赤
なんだか、この気持ちわかる気がする。わけのわからぬ寂しさを感じる日、私はマティスの「金魚」(絵)を思い浮かべる。

056:タオル
「記憶の薬莢」が面白い。

087:テープ
知らないで済むことや気づかないでいられることに、目を向けないために。

097:話
「温かいものが欲しくて~会話を焼べる」というまぶしい表現にクラクラしました。いいです、この歌。
2008.02.27 Comment:6 | TrackBack:0
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