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題詠2007に参加された方のお歌を、ゴールの順に鑑賞しています。
作者様に敬意を表して、私なりに一所懸命コメントしたいと思いますが、的外れな歌評になるかもしれません。

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☆青野ことりさん
ブログ ことりの(目)


037:片思い
夕暮れの雨の音さみし片思いばかりが胸をいっぱいにする

046:階段
ばらばらになりそうなとき籠もるのは階段下のちいさなすきま

059:ひらがな
やわらかく想いたいからひらがなで考えているきみの一日

062:乾杯
誰のための乾杯だろうさざめきは遠くとおくにわたしを運ぶ

073:像
網膜に像を結ばぬ人のこと文字のすきまに組み立ててみる

095:裏
もう帰らなくていいよと見送った紙ヒコーキの裏はおもいで

098:ベッド
滴るにまかせて月は輝きをベッドの脇の窓辺にこぼす


***

037:片思い
人がさみしく感じるものは、落ちていくものだろう。たとえば散る花、夕陽。恋しているときには、なおさら。雨の音や雨だれさえも。まるで心の中に降っているような雨になる。

046:階段
階段下とか押入れとかが好きな人は多い。作者は、「ばらばらになりそうなとき籠もる」という。わからなくもない。

059:ひらがな
「やわらかく想いたい」が素敵である。

062:乾杯
乾杯に手をあげながら、微笑を交わしながらも、ふっと自分を異邦人と感じてしまうことがある。

073:像
たとえば、ネット上の知り合い。リアルには会えない状況とか。うまい一首。

095:裏
紙飛行機の翼に夢を乗せて飛ばそう・・・ではなくて、翼の下に思い出を隠している。
「もう帰らなくていいよ」と口の端だけで少し笑って、風の中に離す。

098:ベッド
「滴るにまかせて」が、月光の強さを表現している。
2008.03.04 Comment:2 | TrackBack:0
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