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補聴器は片耳だけにしておいて野のささやきは生で聞きたし(長野県・沓掛喜久男)


先に逝く夫と決めて妻たちが廻し読みする<おひとりさまの老後>(筑紫野市・岩石敏子)


田や畑に向う軽トラ大方はもみじマークを律儀につける(西海市・前田一揆)




沓掛さん・・・補聴器は雑音もしっかり拾ってくれるため、つけたがらない人が多いと聞いたことがある。野のささやき(虫の音、葉ずれの音、小鳥の声)こそは、直に聞きたいという、切実な想いが伝わる。
そういえば、日本人は、虫の音を心地よいと感じるが、欧米人は雑音と感じるらしい。右脳で聞くか、左脳で聞くかの違いと言っていた。


岩石さん・・・『おひとりさまの老後』は私も借りて読んだが、はじめからシングルであれ、未亡人であれ、結局、元手(お金)がないと安心して老後を送るなんてできないのだな、と言うのが感想だった。
どちらかというと余裕のある生活をしているシングル向けに書かれているように思った。作者がそうだから、かも知れない。これを読んで、老後について勇気付けられた人はどれほどいるだろうか。私の場合は、気分が重くなっただけが。


前田さん・・・田舎の農道を走るだけなのに、律儀だなぁと作者は感じている。都会では、「なめられたくない」などの理由で、つけていない人が多いようだ。
見たままを詠っているようで、じつは風刺の歌なんだと思った。
2008.07.03 Comment:0 | TrackBack:0
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