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林道の行き着くあたり土しめりこの世に遠く施設ありたり(秋田市・渡辺悦子)


五本指の靴下履けば薬指の特によろこぶ秋の朝なり(古河市・高橋こう)


神経の太きを自認する友に多く救われ少し傷つく(京都市・水口陽子)



1首目:おそらく老人のための施設だろう。「この世に遠く」は、町から遠いという意味でなく、浮世から隔離されているということだろう。入所している老人たちには、極楽のように思える場所かも知れない。<あの世>に近いとも言える。
「土しめり」になまなましさ、リアル感がある。


2首目:5本指の靴下はたまに履くが、ちょっと苦手。作者は、指が喜んでいるように感じている。とくに薬指が。そういえば薬指って、小指に押されて中指にべたっとくっついているなぁ。
秋の朝のさわやかさがうかがえる歌。


3首目:よく言えば寛容とも言えるその友に対して、「あんなふうに生きられたらいいなぁ。どうして、私は気にしてしまうのだろう」と、自分の小ささを認識するから「少し傷つく」のだろう。
そしてまた、クヨクヨしてしまう作者のこころを救ってくれるのもその友人なのだ。
2008.11.12 Comment:0 | TrackBack:0
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