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一枚の絵から見えない手が伸びて引き込まれたり花の下ゆく(吹田市・豊 英二)


伸び上がり歩いてはまた伸び上がり鶫(つぐみ)は毎冬この畑に来る(名古屋市・田中稔員)


ただ一人を想う気持ちの長雨を終らせたくて受話器置きたり(京都市・敷田八千代)



1首目:忘我の境地で、絵に見入ったことを「見えない手が伸びてきて引き込まれた」という。なんと洒落た物言い。どんな美しい花の絵だったのかと想像させる。

2首目:鶫の動きをよく観察している。「伸び上がり歩いてはまた伸び上がり」が目に浮かぶようで、この上の句のおおらかな感じが好きだ。

3首目:若い敷田さんの(たぶんうちの息子ぐらいの年齢だ)相聞歌をずっと見てきたせいか、大人びてきたなぁと思う。特定のひとりを思う気持ちを「長雨」と言うところなんて。すてきだ。
もう一首取られていた「ある時はあなたの春で ある時は夏、秋、冬でありたし我は」もいい。

面と向かってはこっぱずかしくて言えないことも、歌でなら言える。
私のようなオバサンだって。歌でならなんとでも!?(笑)
2008.12.24 Comment:0 | TrackBack:0
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