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雪降れば色鮮やかになる不思議山茶花の赤冬青(そよご)の赤き実(小松市・沢野唯志)


大寒の朝に逝きたる人ありて霊安室をあたためて待つ(八戸市・山村陽一)


きっとよき少女なりけむトーストに母はたっぷりリンゴジャム塗る(東京都・岩崎佑太)



1首目:新聞歌壇らしくわかりやすい素直な歌。結社の歌会だったら、評判は芳しくないだろうな。
雪が降る前から山茶花は咲いていたし、そよごに赤い実がついているのも見ていたけれど、雪が降ってあたりが真っ白になったとき、その鮮やかな赤色を新鮮な驚きで見たのだ。
山茶花と冬青をひらがなにし、結句を「そよごの実の赤」としたら、もっと赤の色が引き立つように思う。


2首目:生者のためでなく、死者のために霊安室を温めておくという。死と常に向き合っている職業だからこその死者への思いやりだろう。
そういえば映画「おくりびと」がオスカーを受賞したようだ。死者を送るという行為、またその職業に対する理解が深められたことは大変よかったと思う。


3首目:「きっとよき少女なりけむ」と、ちょっと面白い視点で母親を詠んでいる。たっぷりリンゴジャムを塗る母は、おそらくのびのびと(不自由なく)育てられたのだろう。こんなちょっとしたところで、育ちがわかるのだ。私はたっぶりとは塗れない(苦笑)
そういうお母さんに育てられたのだから、作者もたっぷりリンゴジャムを塗っている(いた)はずである。







写真は「季節の花300」様からお借りしました。
冬青(そよご)・・・モチノキ
2009.02.24 Comment:2 | TrackBack:0
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