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イントロがひびくゆふぐれ携帯電話(ケータイ)のうすくれなゐの形をひらく

ひと振りにシャトルを高く打ち返す白のあるいは春のその羽根

桜咲く山崎川をあゆみゐしころ若かりきふたりも恋も

それからとこれからの間に降るものよいつかの雨の匂ひにも似て

きさらぎの朝のこころへひき寄せて苺にけふのミルクを注ぐ

冠がすこし傾くさびしさにちひさき<寂>は紙に泣きをり

ひさかたの光はあふれベランダに煙草ときみが唇(くち)をふれあふ

               春畑 茜/「春の羽根」(『短歌研究』2月号)

※カッコ内はふりがなです。


~相聞・如月に寄せて~と題した特集記事より、短歌人の春畑 茜さんの7首。
いずれも春畑さんらしい技法の遜色ない歌が並んでいると思った。
2首目は恋の高揚感があり、「白のあるいは春のその羽根」にハートを射抜かれた私である。
3首目、3句目4句目の句跨りはちょっと苦しかったが。
5、6首目は、いかにも春畑さんらしい詠み方。

作歌に得意なパターンがあるというのは、作者にとって救いなのか疵なのか・・・。
読む側が突き詰める必要もないと思うけれど。
「ああ、○○さんらしい歌ね」と言われるようなものがあってもいいなぁ。
2009.02.13 Comment:0 | TrackBack:0
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