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20090419213737
「迢空賞」に、石川不二子さんの『ゆきあひの空』と河野裕子さんの『母系』が選ばれたそうだ。


「なりたい自分」というものが、過去には時々あったが今はない。
電車で隣に座った痩せた青年が、クリアファイルにはさまれた楽器の写真をじっと見ていた。ギリシャの海を思わせる青いボディをしたエレキギター。彼はそのギターが欲しいのだろう。
見れば、かなりのお洒落さんである。縦ストライブの白い細目のジャケット。黒いパンツ。短髪だが女の子のショートカットのよう(女優の堀北真希ちゃんの髪型を思い浮かべて欲しい)。皮のポシェットを斜めがけにして、小ぶりの楽器ケースを持っている。ギターケースではない。たぶんトランペットか。管楽器だと思う。今すぐにでもステージに上がって演奏できそうだ。
ウォークマンで何か聞きながら、ほっそりと長い指先は何度もギターの写真のところを開いてはじっと見つめている。彼は、そのエレキギターを演奏している自分を夢想しているのだろうな。
この彼には「なりたい自分」が明確にあるに違いない。なんとまぶしいことだろう。ああ、夢を持ちたい。若くなくても。たとえば妄想でもいいから。
2009.04.18 Comment:0 | TrackBack:0
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