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温かき缶コーヒーを抱きて寝て覚めれば冷えしコーヒー啜る(ホームレス・公田耕一)


売り家の札がいつしか競売にかわりて垣根のばらの芽そろう(アメリカ・ソーラー泰子)


この冬も向こう三軒両隣老若男女が主役で掻く雪(帯広市・荒木八洲男)




1首目:朝日新聞が注目する作者であるが、この歌もなんとも切ない。けれど、淡々と歌っているのが、実作経験の長さをうかがわせる。
公田さんは、ホームレスとはいっても恵まれたほうに違いない。病気のために失職しホームレスになったとのことだったが、これまでに掲載された歌から、ドヤ街の簡易宿泊所に泊まり、空腹を我慢して月曜日は新聞を買ったり、こうして暖をとるために1本の缶コーヒーをまだ買うことができることがわかる。

2首目:作者は、この家を気にして通りがかりに見ていたのだろう。人が住まなくなった家は、庭木もくすんだ感じで荒れてくるが、しかるべき季節にはちゃんと芽吹く。機微を感じさせる歌だ。

3首目:ご近所のまとまりの良さ。「主役で」がよいと思った。「向こう三軒両隣」の使い方に良否あろうか。
2009.03.31 Comment:0 | TrackBack:0
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