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桃畑の一点となりひねもすを摘蕾(てきらい)すればおろし吹き来る(福島市・美原凍子)


百年に一度の危機とうろたえるなかれ阿修羅のまなざしの前(中央市・前田良一)


満開の桜と人にふくらみて少し沈むか春の江ノ島(越谷市・黒田祐花)



1首目:夕張市から転居された作者の近況が見えてきます。桃畑で働く自分の姿を俯瞰しているように詠んで面白い。
「摘蕾(てきらい)」とは、結実を安定させたり果実を大きくするために、開花前に蕾を摘む作業。開花は前年までに樹に蓄えられた養分で行われるため、早めに作業するほど効果的だとか。

2首目:現在、上野で開催されている「阿修羅展」を見てきた歌。「百年に一度の経済危機」をひしひしと感じ、憂いている作者は、かつて戦いの神であったとは思えない阿修羅のまなざしに癒されたのでしょう。

3首目:はて江ノ島は桜の名所だったか?しかし、うららかな季節、江ノ島観光は気持ちよいと思います。満開の桜と大挙して来た行楽客で、江ノ島が少し沈んでいるかも知れないと。面白いです。
2009.04.21 Comment:0 | TrackBack:0
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