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わが皿の鰯は右を向いてをり五日目となるポルトガルの旅(武蔵野市・野口由梨)


赤ちゃんのにおいたくさん吸いこんでやわらかくなるわれの輪郭(高槻市・有田里絵)


最期には十字に満たぬ文となり荷風も父も日記を閉じる(秋田市・沢口孫一)




1首目:海外旅行も5日目となって、習慣の違いが気になってきたのだろう。日本が恋しくなってきた、ところかな。ちなみに日本では、魚の頭は左向きに置く。

2首目:われの輪郭が柔らかくなるというところに、赤ちゃんを迎えた喜びが感じられる。ひらがなを多用して、見た目もやらわかい一首になった。

3首目:永井荷風が病死したのは、1959(昭和34)年4月30日だそうだ。この歌は、荷風の忌日に近い日に掲載された。四十年余り毎日綴られた荷風の日記は、「四月廿九日。祭日。陰。」で終っている。
作者のお父様も長年日記をつけられていたのだろう。やはり最期は、ようよう気力を振り絞って書かれた短い日記だった。
2009.04.28 Comment:0 | TrackBack:0
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