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「どうしたの」ふいにやさしく言われたらほどけてしまう表面張力(新潟市・太田千鶴子)


遠い遠いむかしがそこにあるように矢車草の花が揺れている(さいたま市・吉田俊治)


反芻を忘れたように若草を放牧初日の乳牛は食む(福井市・佐々木博之)



1首目:やさしい問いかけに張りつめていた気持ちが崩れることを、「表面張力がほどけてしまう」とすてきに表現している。
新聞歌壇を意識して読み始めてからずっと、太田千鶴子さんの歌に惹かれることが多い。

2首目:矢車草は、わたしも子ども時代を懐かしく思い出す。学校や家の庭先に、必ずと言っていいほど植えられていた。そこにあるだけで、やさしい気持ちになれる。

3首目:家畜とて、春を待ちわびている。広々とした場所で草を食む喜び。反芻することを忘れているんじゃないかと思うほど、夢中になっているのだ。よく観察している歌。
「放牧」とあるから「乳牛」と言わなくても、「牛は食みおり」でも意味は通じるかな。
2009.05.19 Comment:0 | TrackBack:0
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