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ハモニカをはなさぬ夏のきづくこときづかるることなき声変はり


中吊りのない車内です。潮風です。二輌後ろに母が見えます。


海の裾めくれぬために置かれたる桟橋ありてはだしが渉る


潮風に息を奪はれ吾々が異なる高さに見る水平線


今日、星の遠心力はおだやかにして径の上(へ)に揚羽蝶あり


花積めばはなのおもさにつと沈む小舟のゆくへは知らず思春期


転んでも転んでも夏 くさはらをジーンズの膝みどりに染めて


たどりつく血のひきかへす指先を炎天直下のくるぶしに置く



みつもり・ゆうき 79年生まれ。京大短歌会出身。特定歌誌には属さず作歌。
「空の壁紙」(50首)で第54回角川短歌賞。

2009.06.06 Comment:0 | TrackBack:0
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