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遠雷/井越芳子

対岸の葦原青く見てをりぬ

草いきれ石はしるしとして置かれ

青芝を正方形とおもひけり

遠雷の床ひろびろとありにけり

窓の辺に火を焚いてゐる夏蚕(なつご)かな

夏蚕飼ふときどき空気動かして

黐の花こぼれて雨を暗くする

草刈りの鎌の三日月草の上

人声のしてゐる山の花菖蒲

集落のその鉄塔の立葵


                   7月4日付け朝日新聞夕刊より




いごし・よしこ 58年東京生まれ。俳人。「青山」同人。
句集『木の匙』(富士見書房)。
08年、句集『鳥の重さ』(ふらんす堂)で第31回俳人協会新人賞受賞。


2009.07.05 Comment:0 | TrackBack:0
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