上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
--.--.--
歩行虫か塵芥虫かはた埋葬虫か雨あがりを行く子細ありげに(新潟市・太田千鶴子)

        歩行虫(オサムシ)、塵芥虫(ゴミムシ)、埋葬虫(シデムシ)


置くなよと言わんばかりに赤子の手きゅっとつかんだわき腹の肉(ひたちなか市・沢口なぎさ)


肩腰に湿布を貼りて息を吐く 孫は来てよし去りてよしかな(さいたま市・泉 明)



今週の歌壇は、迷うことなくこの3首に決まった。

1首目:虫の名の漢字が興味を引く。埋葬虫(シデムシ)は、動物の死体に集まり、それを餌とすることから名づけられたとか。わたしは、どの虫も見分けることができない。結句に来て「やったね!」と思った。「子細ありげに」がとても面白い。

2首目:一読、笑ってしまった。抱っこしている赤ちゃんを、下ろして寝かそうとするとぎゅっと抱きついてくることがよくある。「わき腹の肉」と投げ出した感じが、笑いを誘っている。「赤子の手が」と「が」を補ったほうがよい?

3首目:孫歌(わが孫自慢)はダメだとよく言われるが、この歌はいいと思う。
大仕事終えたような安堵感に似ているかも。小さな子と遊ぶのは疲れることなのだ。気を張って体も張って。齢を取ると余計に堪える。でも、しばらくしたらまた孫の来訪を心待ちにするんだろうなぁ。
結句は「帰りてもよし」ではどうだろうか。
2009.07.29 Comment:0 | TrackBack:0
Secret

TrackBackURL
→http://kinakotanka.blog57.fc2.com/tb.php/2437-7e63a9d2
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。