上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
--.--.--
myouga7.jpg


客どっと降りゆくときに揺れる車両宵々山に賑わう地下に(京都市・後藤正樹)

一匹の蟻テーブルに遊ばせて茗荷の花の絵手紙を描く(熊本市・徳丸征子)

馬小屋に住む級友が馬小屋と呼ばれてゐたこと想ひ出す八月(横浜市・山本雅子)


1首目:宵宵山というのは、京都・祇園祭のメインイベントである山鉾巡行の二日前のことを言うらしい。満員の電車から大勢の人が降りるとき、車両が傾ぐほど揺れるのは実感がある。祇園祭ともなれば、宵宵山だって観光客がこぞってくるだろう。結句は、ほかの言葉でも良かった気がする。4句までで祭りの人込みが想像できるので。

2首目:畑か庭から摘んできた茗荷の花に蟻がついていたのだろう。おおらかさと、茗荷の味までも感じられるような夏の風情がある歌。「絵手紙を描く」でキマった。

3首目:ともだちは、戦争で家が焼けて馬小屋に住んでいたのだろうか。こどもというのは、残酷なことを言ったりしたりするものだが、万人に共通の戦後の感傷でないところが面白いと思った。わたしなら「馬小屋に住みゐし友が」としたかなぁ。


茗荷の花の写真は、季節の花300様よりお借りしました。
2009.08.11 Comment:0 | TrackBack:0
Secret

TrackBackURL
→http://kinakotanka.blog57.fc2.com/tb.php/2457-faadf729
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。