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ふりむけば風景のごと子は眠るわれのみ生きているような昼(高槻市・有田里絵)

居酒屋の上にタイ式マッサージの上に塾あり灯ともる夕べ(名古屋市・磯前睦子)

団扇もてあふぐ役目の五歳よりつくり続けし彼岸ばらずし(沖縄県・和田静子)


1首目:子育てに日々翻弄されている若い母親の思いが伝わる。いのちの限りを尽くすかに遊んで疲れて眠っている子。眠ってくれてほっとしながら(「やっとわたしの時間」という安堵)、なぜか少し淋しくもあるのだ。

2首目:雑居ビルの風景に、ちょっとそぐわない塾の存在を歌っている。発見の歌。二句、三句、四句と句跨りが続いていくのが、テナントが積みがあがっている小さな雑居ビルを象徴していて面白い。

3首目:作者は沖縄にお住まいだが、「ばらずし」という言い方から、おそらく近畿地方か中国四国地方のご出身だろう。(沖縄の伝統的なお彼岸料理に、ちらし寿司はないようです。)
お彼岸にばらずしを作る習慣がある家庭で育ち、その味を引き継がれたのはとても羨ましい。誇りにしてよいことだと思う。
2009.09.29 Comment:0 | TrackBack:0
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