上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
--.--.--
題詠Blog、今年は「旧かな」でチャレンジしています。間違えていたら、ご指導ください。


001:笑
缶ビール飲みつつ帰るこのゆふべ片笑み見せて犬がふりむく

002:一日
やうやくに一日果つる心地してボトルの水をひといきに干す

003:助
身を助く芸あらなくに亀太郎ねむれぬ夜にオンと鳴くなり

004:ひだまり
「ひだまりのやうな人」とふありふれた形容ありて弔辞つづくも

005:調
七五調はた五七調 韻律にまみれたるまま歌会ゆ戻る

006:水玉
水玉のサーキュラースカート若き日の母はオードリーのごときポーズに

007:ランチ
「便所めし」とふランチもありてはつなつの大学前にあまた降りゆく

008:飾
「ドーイドーイ」の掛け声に曳かれゆく船のみおしに花の飾られてあり

009:ふわふわ
ふわふわの酔いごこちせり暑気払いのビアガーデンに二杯を飲めば

010:街
わが街の150年祝ふとて巨大蜘蛛は海ゆ来たれり     (*開国博Y150)

011:嫉妬
おさなにも嫉妬心ありておねえちやんのケーキのはうが大きいと言ふ

012:達
募金額は二億五千万に達せしとメイン司会は繰り返したり

013:カタカナ
カタカナに書けばたちまち変質すことばのいくつありてこの夜

014:煮
「まだ煮えない」ふいに声せり大楠のしたに車の窓ひらくとき

015:型
大型のクレーン静かにならびをりオレンジの灯のともる埠頭に

016:Uターン
ゴミ箱にいまし落ちゆく新聞のUターンラッシュの文字のくろぐろ

017:解
解凍のさんまといへど眼のすめる三尾パックを迷はず買ひぬ

018:格差
おみやげに格差みえつつ免税のレジにつぎつぎ人はたちをり

019:ノート
百均に買ひしノートに書きちらすつぶやきに似る三十一文字を

020:貧
「酒柱が立っています」のサゲついて貧乏長屋の花見の一席

               (落語『長屋の花見』)

021:くちばし
フエルトのくちばし黄いろいぬひぐるみ前のシートに見えつかくれつ

022:職
職ひきて四半世紀をたゆたへる父の鞄が戸袋にある

023:シャツ
綿シャツの裾はためかせ自転車の少年がゆく夕陽を負ひて

024:天ぷら
天ぷらを詠はむとして天ぷらをちぎつてをりぬ眠りのなかで

025:氷
ロープウェー頂上駅の売店の氷旗いろ褪せてさがれり
2009.11.02 Comment:0 | TrackBack:0
Secret

TrackBackURL
→http://kinakotanka.blog57.fc2.com/tb.php/2587-0dec3f07
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。