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晩秋の朝の茶房の湯の音を最初の客として聞いてゐる(京都市・才野 洋)

机上なる本に射し込む日のなかを野鳥が二、三よぎりてゆけり(栃木市・飯塚哲夫)

花好きの母がいらぬと言い放つ沈黙長し手術前日(横浜市・滝 妙子)



1首目:晩秋の朝のひんやりと清しい空気が伝わってくるような歌。「聞いてゐる」に余情がある。

2首目:影絵のような静かな趣き。「二、三」としたのも良い。野鳥だとわかったのは、その前に窓の外を見ていたのだろう。

3首目:「いらぬと言い放つ」母の苦い思い。その心中を推し量ろうとする作者のせつなさに、読者もこころが痛む。
2009.11.24 Comment:0 | TrackBack:0
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