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電車つく時間となれば立ち読みの生徒ら一斉に駆けだしてゆく(長野県・沓掛喜久男)

水揚げの魚抓(つか)み手にふりかざしプレゴ(かつた)、プレェゴ(かつた)、と島の朝市(ドイツ・西田リーバウ望東子)

充電をしては待ちいる子の電話母は淋しいなんて言えない(小山市・内山豊子)


1首目:ローカル線は、1時間に1,2本運行というところが多い。辺境になると、2時間待たされることもあるかもしれない。情況が目に浮かんでくる歌。

そういえば、長野県のある町へ出かけたときのこと、路線バスに乗ろうと思っても昼間はまったく便がないということがあった。通学の登下校時の時間帯のみ運行しているのだ。地方はマイカーの人が多いに違いない。学生たちは雪が積もる期間以外は、自転車通学が多いのだろう。

2首目:「プレゴ」は、イタリア語で「どうぞ」という意味らしい。ルビを見て、「かつた」という魚の名前かと思った。日本の魚屋さんでいえば、「はい、買った、買ったー」と言っている様子を思い浮かべればわかりやすい。イタリア旅行したときの歌なのだろう。
「ふりかざし」に勢いがある。「抓み」はルビがないと「つまみ」と読んでしまうなぁ。

3首目:「充電をしては待ちいる」のが、恋人からの電話でなくて子どもからの電話というのが意外に新鮮。気持ちがよくわかる歌。
あえて「子」を出さず、最後に「淋しいなんて母は言えない」とひっくり返したら面白くなると思うが、奇をてらわないのが新聞歌壇の情趣だろうか。
2009.12.14 Comment:0 | TrackBack:0
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